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YZF-R1のセルモーター故障と交換と異臭

こんにちは。

 

今回は友人のYZF-R1の壊れたセルモーターの交換をガレージで軽く手伝ってきました。

 

 

 

 

セルモーター不動の経緯

前回、YZF-R1のセルモータが動かなくなり不動車になった経緯はこちらです。

nonbiribikebiyori.hateblo.jp

 

今回は新しいセルモーターを既に購入していたので、その新しいものに交換をしていきます。

 

セルモーターの取り外し

タンクを外して、ラジエーターホースを外していくことでセルモーターへアクセスできます。

大分奥まったところにあって、かなり作業しずらいです。

 

 

セルモーターの動作確認

なんとか外してセルモータの動作確認をしてみます。

ちょっと危ないですが、バッテリーに直接接続して動作確認をしました。

 

旧セルモータ:一瞬音がなって動かない

新セルモータ:元気よく回る(手で持つと危ないレベル)

 

明らかにセルモーターが不動の原因ですね。

 

壊れたセルモーターの分解

ということで新セルモータを友人が取り付けている横で故障したセルモータを分解してみました。

 

 

開けてみると今までバイクで嗅いだことのない、ものすごく強い異臭がしてきました。

こんな臭い場所がバイクにあるとは驚きです。

 

 

エンジン接続側は見た目上は大きな破損は見られませんでしたね。

大分オイルが内部に侵入しているのは明らかですが(笑)

 

反対側も分解してみます。

 

ブラシ側がすごいことになっています。

ここで、先ほどの異臭の正体がなんとなく分かりましたが、

オイルとブラシ摩耗したカス等がミックスされた臭いが、先ほどの異臭を放っていたようです。

確かに、銅とオイルを最高に臭くしたらこんな臭いになりそうです。

 

ヘドロのようなものがブラシ部分に溜まっています。

ほじくりつつ、パーツクリーナーで清掃してみます。

 

 

4つのブラシが見えてきました。

ものすごい片減りしていて、画像下側のブラシに至ってはブラシにつながっているケーブルまでモーター軸にあたって削れてしまっていました。

 

セルモータのオイルシールが弱く、セルモータにエンジンオイルが侵入して、ブラシの粉塵と混じってブラシの摩耗を促進してしまっているようです。

 

調べてみると同様の症状の人もいるようです。

YZF-R1の方 セルが回りにくくないですか? by一宮店S | しゃぼん玉 -Shabondama-

R1、セルモーター故障中、、、: rampのブログ

 

新品セルモーターの取付

新品のセルモータの組みつけも何とか完了してエンジンをスタートしてみるとちゃんとエンジンがかかりました。

 

しかし、全くの別症状でラジエータホースの劣化からラジエータ液が漏れていたのでまた、R1が動くのはしばらく先になりそうです。(笑)

 

これにて今回の作業は終了です。