こんにちは。
先日、私のマジェスティSに台湾のキャリパーメーカーのRPMの両押しキャリパーを装着しました。
RPMとは?
まず、聞きなじみのないRPMというメーカーですが、1987年創業の台湾のバイクレース用のカスタムパーツを作っているメーカーになります。
BremboやFrando等と同じようにキャリパーを多く作っています。
特にスクーター用のハイエンドパーツを多く作っています。
KYMCOがある台湾ではスクーターレースが盛んなのでしょうか?
最近では輸入販売しているのか、ヤフオクでもよく見るキャリパーメーカーになります。
RPMキャリパー購入
今回私が購入したRPMのキャリパーはこちら。
取付はブレンボ等と同じ40mmピッチの両押4POTキャリパーになります。
ブレーキパッド付で8500円は安いです。
40mmピッチはそのままではつかないので、変換ブラケットも別途購入しました。
キャリパー取り付け
次にキャリパーを取り付けていきます。
エア抜きの手間を減らしたいので、少しでも配管内にフルード残しておくためにフロントブレーキをタイラップで軽く引いておきます。
あとは純正キャリパー外してRPMキャリパーを取り付けます。
ちょっとブレーキホースがいびつな形にはなってしまいましたが、バンジョーとホースは純正のまま取り付けることができました。
ただ、タイヤとホースの間のクリアランスが少ないし流石にイケてないので時間があるときにホースとバンジョーをいい感じに変えたいと思います。
あとはエア抜きして作業終了。
かと思っていたらブリーダボルトからフルード漏れが。
じわっと出ていたのでブリーダの締め付け弱すぎたか?と思いましたが、ブリーダボルトにそんなトルクいるはずないだろとキャリパーを壊す方が嫌だったので様子見しました。
そして漏れの原因が分かったのですが、キャリパー内からのフルード漏れではなく、ブリーダボルト内のエア抜き時に残っていたフルードがネジ部から漏れていたようでした。
あまりフルード交換時に他の車両でわざわざ中のフルードに対して処理はしていなかったのですが、このRPMのキャリパーはここのネジ部のガタが大きく残存フルードが出てきてしまっていました。
特にブリーダのゴムキャップ閉めるときに残存フルードを押し出してしまっていたようです。
実際にブリーダの穴からパーツクリーナー吹いてみたらネジ部からそれなりの勢いで出てきました(笑)
まぁ、止めるとことはしっかり止めているから問題はないですね。
ブリーダの穴からティッシュのこよりを突っ込んで残存フルードを抜く作業をする人もいるようですが、こういったキャリパーだと必要ですね。
ブレーキ使用感
実際に交換して、しばらく使用してみたのですが効果は期待した通りでした。
純正片押しではあるところで突然ブレーキ力が立ち上がっていたのが、ブレーキ制御がリニアになってコントロール性がかなり向上しました。
弱いブレーキ力もコントロールしやすくなったので、コーナー中の弱いフロントブレーキができるようになって安心して走れるようになりました。
イメージとしてはこんな感じです。
全体としてはキャリパー容量が増した分、同じストローク量だと圧力が出ずに制動力は下がってしまうのですが、コントロール性がいいので安心して深いところまで握ることができます。
逆に減速度大きいところを安心して使えるようになってきたので今度はサスペンションが気になりはじめてきてしまいましたが(笑)
一点だけ問題点がありました。
パッドのスプリングが金属の板式ではなく、針金?タイプなのですが、スプリングの力が弱いのか、微妙にパッドが動いてしまい、ブレーキをかけていない時にディスクと微妙に触れたときに動いてカタカタと音を出してしまっています。
ブレーキ自体へは影響ないのですが、低速域だと音が気になる。
パッドをしっかり押さえつけられたら解消できると思うのですが、今のところ特に対策はしていないです。
以上台湾RPMキャリパー装着記録でした。