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KTM Duke 690 R ラムダ(O2)センサー故障

こんにちは。

 

先日、KTM Duke 690 Rの走行中に見覚えのない表示が出ていることに気が付きました。

FIの警告ランプが走行中も点灯しっぱなしになっていました。

 

(いつからだ、、、?)

 

意外となった瞬間って気づかないものですね。

 

 

 

ニュートラルギアに入れるとFIの警告ランプが点滅をして、その点滅パターンで故障の内容が分かるようになっています。

 

ユーザーマニュアルを確認してみます。

今回は長い点灯が4回、短い点灯が5回で点滅しています。

対応する故障はラムダ(O2)センサーヒーターの故障のようです。

 

ラムダセンサーは温度が高くないのと正しく酸素濃度を計測できないので、エンジン始動直後等はヒーター(熱線)で直接温めるようです。

 

エンジンの排気に水分が含まれているとその水分がセンサーにあたって熱衝撃でこわれることはバイクに限らずよくあることらしいです。

 

ということで確認をしていきます。

右側のカバーを外してヒューズボックスをどけるとアクセスすることができます。

 


コネクタの内、白2線がヒーターになっています。

ただの熱線のようなので特に極性(+-)はありません。

 

テスターでセンサー側の二線の抵抗値を計ってみます。

結果は断線。

本来であれば数Ωから10数Ωの抵抗値となるはずです。

 

 

外してみましたが、良く分からないので、新しいものを買うことにしました。

価格を調べてみると、

純正見積もりで3万円

高すぎて、ヤフオクを探してみますが、いいのがありません。

 

中国のAliExpressを探してみるとありました。

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まさかの10分の1の3000円。

 

納期は長くなりますが、買ってみました。

とりあえずはちゃんとしているし、ヒーター線の抵抗値も10.5Ωと正常になっていますね。

 

 

 

新品には焼き付き防止のグリスも最初から塗布されていますね。

 

実際に取り付けてみます。

問題なくエンジン始動しFI警告灯も消灯してくれました。

 

youtu.be

 

しばらく問題なく作動してくれていたのですが、富士のカートコースに走りに行った際に、走行途中にまた同じ故障コードが発生してしまいました。

 

また、3000円が消えていった、、、

 

車検も近いので力業でとりあえずFI警告灯を消しにかかります。

ECU(エンジンコントロールユニット)はどうやらヒーター線の断線だけをモニターしているようです。

 

なので、そこに熱線の代わりのダミー抵抗を付けることにします。

抵抗自体は10Ωですが電圧が12Vとなるので発熱に耐えられるセメント抵抗が必要となります。

 

そこで購入したのがLEDウィンカー向けのセメント抵抗です。

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壊れたセンサーのヒーター線に直接取り付けます。

 

発熱するのでフレームの内側にタイラップで固定しました。

 

これで取りあえずFI警告灯は消えてくれました。

 

後日車検も無事に終えて、また二年乗ることができます!

 

と思っていましたが、車検直後に今度は違うエラーが生じてしまいました。

長い点灯が1っ回短い点灯が7回のエラー点滅で、

ラムダセンサーの回路不具合のエラーになります。

 

やはり正しくないものを使っているとちゃんと故障を検出してくれるようです。頭いいですね。

 

とりあえず車検は乗り切ったし、別にラムダセンサーが無くても走らないということではないので、とりあえずしばらくは保留です。