こんにちは。
今回は友人のKawasaki 250TRのタペット調整を行いました。
タペット調整前
今回タペット調整することとなったのですが、その理由が
・エンジンのかかりが悪い
・アイドリングが安定しない
・低回転でパワーが出ない
という症状が250TRにありました。
そして、ちょうど似たような症状をNSF100で遭遇しました。
そこで「もしかして圧縮ないんじゃない?」ということでタペット調整することとなりました。
タペット調整
さっそくタペット調整していきます。
まず上死点に合わせていきます。
エンジン脇のコインボルトを開けます。
友人に貸してもらいましたが、コインドライバーなんて専用工具もあるのですね。
開けてエンジンを上死点に合わせます。
Tに切り欠きを合わせます。
これで上死点になります。
次にタペットクリアランスを確認していきます。
エンジンヘッドの耳みたいな部分を開けるとアクセスできます。
いざ隙間ゲージを差しこもうとすると、、、
「入らない、、、」
上死点合ってない?と思って少し位相ずらしてみますが上死点であってそう。
常にバルブ押しっぱなし(隙間空きっぱなし)だったようです。
隙間から圧縮が漏れてしまうので、
・始動性悪化
・低回転時不安定・パワー不足
・相対的に高回転はパワー出る(圧縮漏れ量が高回転の方が時間が短く少ない)
症状とも一致します。
ということでユーザーマニュアルの規定値にクリアランスを合わせます。
あとは同じ手順で組み戻します。
タペット調整後
早速組み戻して試走してみます。
まず、エンジン始動ですがチョーク引いて一発始動。
エンジン始動後はチョーク戻してもエンジンが止まることなくアイドリングしてくれます。
この時点で大分改善しました。
次に走りですが、ちゃんと走る(笑)
以前が全くエンジンが推し進める感じが少なかったのが、低中回転からしっかりパワーが出るようになりました。
(プラシーボ効果かもしれませんが。)
とりあえず、残りは友人等誰かが乗り込んでくれればはっきりしてくるかなと。
私的にはかなり改善しているように感じました。
以上、今回は250TRのタペット調整でした。