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【公道走行可】電動キックボード買ってみた【eXs2】

こんにちは。

今回は友人が最近流行りの公道走行可能なキックボードを購入したので、簡単に紹介したいと思います。

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公道走行可能な電動キックボードとは?

最近は「新事業特例制度」を使用して電動キックボードの規制の特例措置を行うという記事を見た人も多いのではないだろうか。

response.jp

 

 現行の法律では電動キックボードは原動機付自転車に区分される。

しかし、この特例制度のおかけで15km/h以上の速度を出せないの電動キックボードに限っては小型特殊自動車の位置づけとし、ヘルメット不要となるなどの規制緩和がある。

 

詳しくはこちらをご参照ください。

https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/kouki/kouki20210408.pdf

 

そして今回友人が購入した電動キックボード「eXs2」は速度制限がないので、現行の道路交通法に従い、「原動機付自転車」として区分される。

 

eXs2とは

今回購入したeXs2のスペックは以下の通りとなります。

  • サイズ:展開時 長さ12000mm×幅600㎜ ×高さ1160㎜
  •                収納時 長さ1200㎜×幅600㎜ ×高さ390㎜
  • タイヤサイズ:10インチ
  • 充電所要時間:約5~7時間
  • 走行可能距離:35~40km
  • モーター定格出力:500W
  • 搭載バッテリー:48V12.5AH
  • 重量:23.5kg
  • 最大荷重:120kg
  • 走行モード:3段階切り替え
  • 登坂能力:最大勾配20度
  • ブレーキ:前/後輪(ディスクブレーキ)

 

実際に乗ってみるといくらか疑問はありますが、カタログスペックはこのようになっています。

 

exs.mobi

 

開封

 段ボールに入った状態で納品です。

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開封してみると、折りたたみされた状態で入っていて、そのまま展開すれば走行できる状態した。(公道を走るにはナンバーが必要です。)

展開は購入店で説明を受けていたので簡単にできました。

充電もされていました。

 

車体・走行インプレ

重量

まず、折りたたみ、展開はとても簡単で便利です。

重量も20kg強ですが、車に簡単に詰める重さで、どこかに持ち上げるとかしない限りは特に気にいならないのではないかと思いました。

 

ただ、電源を切ってただのキックボードとして乗ってみると結構この重さが利いて、進むのが重いなとは思いました。

 

タイヤ

10インチタイヤということですが、僕らのバイクでいう10インチよりは大分小さいです。

 基準の場所が違うのでしょうか。

また、どこの生産国かは分かりませんが、フロントタイヤのローテンションが逆向きでした。

品質はそんなもんということですね。

 

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 このタイヤサイズでも行動の縁石等への乗り越えは不安を少し感じてしまいます。注意すれば問題ない程度ではありますが。

先代モデルの「eXs1」はこれよりもタイヤが小さいので、かなりギャップ等は怖く感じてしまうかもしれませんね。

 

ブレーキ

前後ワイヤー式のディスクブレーキです。先代モデルではリアだけ油圧のディスクブレーキだったのでフロントもディスクになって制動力は上がっていると思います。

恐らく自転車等で使われているキャリパーでしょうか。(自転車詳しくないです。)

 

キャリパーのブラケット等は安っぽい感じが少しありますね。

ブレーキを握るとディスクがゆがむので片押しで固定されているのでしょうか。

 

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20km/h以上の速度が出るのですが、ブレーキはしっかり効くので安心して乗っていられます。

むしろ、ブレーキが利きすぎてリアリフト(ジャックナイフ)してしまうのを注意した方がいいかもしれません。

 

サスペンション

サスペンションは前後に搭載されています。

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フロントは縁石乗り上げる時などにしっかりと機能しているのを感じることができました。

リアは上のブレーキの写真を見てもらうと分かるのですが、スイングアームのピボットからずれも少なく、ほぼ水平に搭載されているためにほとんど仕事をしていないように感じました。

 

とりあえずアウトドアモデルとして付加価値のためにとってつけた感じはありますね。

 

ハンドル回り

左には照明(前照灯とサイドのブルーライト)スイッチ、ホーン、ウィンカーのスイッチ、リアブレーキレバーがあります。

右手側には操作用のメーター、フロントブレーキ、アクセルレバーがあります。

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この電動キックボード、アクセルはバイクのようにグリップを回すのではなく、メーターの右下にあるレバーを押し込むことで操作します。

 

このレバー操作なのですが、かなりピーキーでちょうどいいアクセル開度をコントロールするのが非常に難しいです。

 

メーターは見やすく、速度やバッテリー残量、パワーモード、ODD等を確認することができます。

 

灯火類

灯火は、スイッチをオンにするとフロントライト、サイドの青色LEDテープが付きます。

ブルーLEDテープの脇に流れるウィンカーが搭載されています。

ブレーキランプもナンバー灯もちゃんとついています。

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ブルーライトがかなり目立つのでこれだけOFFにできたらいいんですけどね。

多分切ってしまう人も出てきそうな気もします。

 

 

走行性能

実際に走行してみたインプレですが、

35km/hが最高速だと聞いていたので、30km/hぐらいは出るのかと思っていたのですが、

21km/hぐらいしか速度出ないじゃん!

 

一番パワーモードを強い3にしても60kg弱の体重の私で21km/h程度しか平坦路で出せませんでした。

下り坂で25km/hがやっと出る程度。

最高速はリミッター速度ということなんですかね。

 

先代モデルだともっと遅いと考えると利便性が大分減ってしまうかもしれません。

 

また、モードが3モードあるのですが、かなり出力が違います。

それぞれで最高速度が全くちがうしトルクの出方も全く違う印象です。

 

逆に、アクセルがピーキーなので、最速のモード3だと慣れない人はコケる人も出てきてしまう気がします。

もっとアクセル操作がリニアだったらかなり乗りやすくなると思うのですが;

 

最後に登坂性能としては10%~15%の上り坂なら速度は落ちてしまいますが、結構登れました。

 

まとめ

今回の原付電動キックボード、近所だったり広い敷地内の移動に使うにはとても便利な印象です。

車にも簡単に詰める大きさなので、オフロード性能はまだ分かりませんが、キャンプ場に持っていくなんてのもいいかもしれませんね。

 

海外に続いて少しづつ浸透している電動キックボードですが、安全に便利な形で社会に普及してくれることを期待しています。