のんびりバイク日和

サーキットからツーリング、整備までのんびりエンジョイ

学生時代にオーストラリアツーリングに行った話

こんにちは。

 

結構前の話にはなってしまいますが、学生時代にオーストラリアへツーリングへ行ったのでその時のことを、海外ツーリングへ行ってみたい人のために少しでも共有できればと書こうと思います。

 

 

 

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概要

  • 期間8月9月の約一か月間
  • バイク:DR650(レンタルバイク)
  • 宿泊:テント泊
  • 走行距離:約7800km

走行ルートは大陸の東側の一部だけです。

大体のルートは下のGoogleMapの通り。

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レンタルバイク

当時は、現地でバイクを買って等できるのかどうかも分からなかったので、レンタルバイクを探してそれでツーリングを行いました。

 

使ったレンタル会社がCompass Expeditionsというところでオーストラリアのレンタルバイクを予約しました。

www.bikeroundoz.com

 

費用は一日90AUD(オーストラリアドル)で27日レンタルで

諸経費込みで2144AUD

日本円で20万円しないぐらいですね。

今思えばもっと安い方法もあったかもしれませんね。

 

また、ここで注意してほしいのがDeposit料金(あとで返ってくるお金)等があるので予約の際にクレジットカードの限度額が結構必要になります。

 

実際のバイクは走行距離6万kmのサイドケース付き。

タンクもビッグタンクでシガーソケット付きです。

 

 

 

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今思うと、300kmの間、町一つないルートも普通にあるのでビッグタンクは必須ですね。

 

DR650は身長165cmない私にとっては大きかったですがなんとか無事に旅は終えれました。(実は立ちごけした(笑))

 

流石に走行距離のせいか旅の終盤でオイルが染み出してきましたが、なんとかオイルを足しつつごまかして乗り切りました。

 

他に大きなトラブルはなく、IG-OFFを忘れてバッテリー上げたぐらいですかね(笑)

キャンプ場にいた人にスターター持っている人がいたので救われました。

 

宿泊

宿泊は基本的に初日と最終日のシドニーでのユースホステル泊を除いてすべてテント泊でした。

オーストラリアには、定年退職後にキャンピングトレーラーやキャンピングカーで全国を気ままに旅する文化が根付いていてるので、基本的にどの町にでも必ずキャンプ場があります。

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キャンプ場はキャラバンパークと呼ばれ、場所によって違いますが、シャワーやコインランドリー、キッチンスペース等が備わっています。

安いところは10AUDもしないで宿泊できます。

また、管理されているキャラバンパークとは別にも、無料でキャンプできる道の駅的な場所もあります。

そういった場所はシャワーがコイン式だったり、水道、電気が使えない場合がほとんどです。

また、自然公園の多いオーストラリアでは、事前に電話予約すると使えるキャンプ場もあったりします。私は電話は契約していなかったので、観光センターで電話を借りて予約したりしました。

 

平均したら10AUD以下の宿泊費でツーリングを終えることができました。

 

とにかく、キャンパーに非常にやさしい国なのでテント泊で困ることは無いでしょう。

注意してほしいのは野生動物が非常に多いので、食べ物をとられないように気を付けましょう。私は何度か動物にご飯を持っていかれました。

 

食事

朝食と夕食は基本的にスーパーで買った食パンやソーセージ等を食べていました。

シングルバーナーで紅茶をいれたりソーセージを焼いたり茹でたりしました。

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朝食と夕食が少ない分、昼ご飯を多く食べました。

内陸側に行くと小さな町しかありません。

 

昼飯を食べるとしたら、マクドナルドやサブウェイ、ガソリンスタンド併設のレストランが多かったです。Wifiを使えることも多かったので。

 

オーストラリアは基本的に美味しい食べ物は少ないです。

しかし、唯一美味しくて栄養バランスが良いと思って帰国後もハマっているのが、

オージーバーガー。いわゆるハンバーガーです。

 

ハンバーガーはマジでどこで食べても美味しかったです。

 

基本的に物価の高い国なので、外食をいい感じのところでしようとするとかなり高価です。学生の貧乏旅にはパンとソーセージで十分です。

 

あとお水ですが、飲める水道水が意外と少ないので注意が必要です。

私は「飲むの禁止」と書いてあるのを一度飲んでしまったことがあります(笑)

 

装備品

次にオーストラリアに持っていった装備品です。

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基本的なキャンプツーリング装備です。

  • テント(モンベル ムーンライトⅡ型)
  • 寝袋(モンベル ダウンハガー#5)
  • マット
  • キャンプ椅子
  • クッカー各種
  • ライト等
  • ライディングギア各種(ヘルメット、ジャケット等)

飛行機ではそのまま手荷物として預けようとしましたが、引っかかるからやめてくれと言われて空港で段ボール箱を買ってその中に入れました。

 

到着したシドニーの空港では大型手荷物として回るレーンじゃないところに降ろされていたので探すのに時間がかかってしまいました。

 

クッカーに関して、ガスカートリッジが飛行機で持っていけなかったので、シドニーのアウトドアショップで買ってから出発しました。

 

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ツーリングの最中、テントだけが強風の際に撤収の手順を間違えて骨を折ってしまいました。

ツーリングも終盤だったので気合で乗り切って最後に捨てて帰ってきました。

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また、スマートフォンは特にローミング等はしませんでした。

マクドナルドに行けば確実にWifiがあるし、割とWifiスポットは多かったので。

 

ツーリングに重要な地図ですが、キャンプ場情報や観光地情報、ガソリンスタンド情報などまとまっている日本でいうツーリングまっぷる的なものがあったのでそれを利用していました。

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Amazonで買えるのは2015年版みたいですね。

だいぶ高いですが、、、

https://amzn.to/2QPg6AI

 

 

交通事情

オーストラリアの交通事情ですが、沿岸沿いは特に問題ありません。

問題は内陸部です。

私はそこまで内陸部の奥までは行っていませんが、それでも町と町の間に数百km何もないことが普通にあります。

ガソリン管理は注意してください。

マジで車一台すれ違わずに100㎞走ることもあるので。

ちなみに、そういった場所では携帯のアンテナの表示のところにSOSと表示されていました。緊急通話だけできるのでしょうか。

 

また、町から離れると動物が多いです。

野生の動物でいえば圧倒的にカンガルーが多いです。私もフラットダートを走っているときにカンガルーが飛び出してきてぶつかりそうになりました。

基本的には夜行性なので昼のリスクは少ないでしょうが。

少し街を離れると道路脇に動物の死体をよく見ますが、ほとんどがカンガルーの死体です。

 

また、制限速度の高い直線の田舎道でも大きな陥没があったりするのでバイクは注意です。

フロント19インチはあった方がいいかもしれませんね。

 

都市部は特に問題はないのですが、シドニー周辺は有料道路があったりします。

私が唯一使用した有料道路が有名なオペラハウスの裏にある橋です。

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この橋は有料なのですが、ETCのような装置が必要なわけではありません。

 カメラが自動でナンバーをとって料金を払っていないと後で罰金が来るシステムだったと思います。

事前にネットから登録できるので、それで問題ありませんでした。

 

ツーリングの楽しみ方

さて、一番大切な旅の楽しみ方ですが、私は学生でお金もなかったということで一番楽しんだのが、自然公園巡りです。

自然豊かなオーストラリアは自然公園が点在しており、ハイキングコース等があるので、そういったところを色々と楽しみました。

日本にはない自然を楽しむことができます。

 

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沿岸部には観光地もたくさんあるので、そういったところではお金を払えばいろいろなツアーがあるので楽しむことができます。

私はお金がなかったのでほとんど行っていませんが。(笑)

 

最後になりましたが、バイクで走ることそのもの

これが一番の楽しみであり、目的です。

 

写真だとあまり伝わりませんが、雄大な大陸をバイクで走るのはとても新鮮で日本ではできない体験です。

 

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ぜひ、お金と時間があればコロナ終わりにオーストラリアツーリングに行ってはいかがでしょうか。

 

撮りためた動画もあるので、暇なときにでも編集してみようと思います。